呼吸科学アカデミーについて
代表メッセージ:呼吸を変えることは、人生を変えること
走り続けることで、自分の価値を証明しようとしていた日々
東京大学卒 / 大阪大学小児発達学博士
元陸上自衛隊幹部自衛官
臨床心理士・公認心理師
私は長い間、「頑張ること」に価値があると信じて生きてきました。
成果を出し続けることが、自分の存在意義を証明することだと思っていたのです。
アメリカの研究所では、朝から晩まで研究に向き合い、土日もなく働く日々を送っていました。
休むことにはどこか罪悪感があり、成果を出せば出すほど、自分を認められるような気がしていました。
けれど今振り返ると、あれは前向きに努力していたというより、立ち止まることへの恐れに突き動かされていたのだと思います。
忘れられない出来事が、心身の限界を突きつけた
そんな日々の中で、私の価値観を大きく揺るがす出来事が重なりました。
信頼していた上司を癌で亡くした後、外部資金に関する書類で致命的なエラーが見つかり、結果として2億円の損害を出すミスをしてしまいました。
さらにその直後、母がくも膜下出血で倒れたという知らせが入りました。
それでも私は、すぐに日本へ帰ることができませんでした。
「2億円の損害を出した自分に、休む資格はない」と思ったからです。
けれど本当は、母に会って泣いてしまう自分、弱さを認めざるを得ない自分と向き合うことが怖かったのだと思います。
うつを研究していた私が、自分のうつに気づけなかった
その頃から、何気ない場面で涙がこぼれるようになりました。
机に向かっているだけで涙が落ちる。
「自分に何の存在意義があるのか」という問いが、頭の中を巡り続けていました。
皮肉なことに、うつ病を治す研究に携わっていた私自身が、自分のうつに気づけなかったのです。
臨床心理学を学び、人の心に向き合ってきたはずなのに、自分自身の感情や身体の声を受け止めることができませんでした。
研究データの中に、自分自身を見つけた
転機となったのは、研究データを見つめていたときでした。
うつ、不安、睡眠障害を抱える人たちの呼吸パターンには、健康な人とは異なる共通点がありました。
浅い、速い、不規則、ため息が多い。
そしてふと、自分自身の呼吸に意識を向けたとき、私はそこに同じ特徴を見つけました。
浅い。速い。不安そうな呼吸。
研究対象として見ていたものが、実は自分自身の状態そのものでもあったのです。
意志では変えられなかったものが、呼吸から変わり始めた
私はそれまで、意志の力で心を整えようとしてきました。考え方を変えること、気持ちを立て直すこと、もっと強くあろうとすること。
しかし、本当の意味で変化のきっかけになったのは、もっと根本にある生理反応としての呼吸でした。
胸が苦しくなる夜、過去を責める朝。
そうしたときに特別なことをするのではなく、ただ呼吸に意識を向ける。
鼻から静かに吸い、ゆっくり吐く。
その積み重ねが、少しずつ張りつめていた心身をほどいていきました
呼吸は、自分の体の声を聴き直すための方法だった
それは派手な方法ではありません。
大発見でも、劇的な魔法でもない。
けれど、この地味さがよかったのです。
意志の力も、特別な才能も、たくさんのお金もいらない。
歯を磨くように、毎日できる。
呼吸は、何十年も無視し続けてきた自分の体の声を、もう一度聴くための最もシンプルな方法でした。
体は24時間、ずっとメッセージを送り続けています。
「助けて」という声かもしれないし、「今日はよく頑張ったね」という声かもしれない。
私はその声を長い間、聴こえないふりをしてきました。
けれど呼吸に向き合うことで、少しずつ自分に嘘をつけなくなった。
そして、自分に嘘をつかなくなるほど、人は少しずつ楽になっていくのだと、私は実感しました。
だから私は、呼吸を科学として伝えている
私は東大での研究、元陸上自衛隊幹部自衛官としての現場経験、臨床心理士としての対人支援、そして現在の米国での脳神経科学研究を通して、一つの確信を持つようになりました。
それは、心身の不調の背景に生理的なシステムの乱れがあるなら、解決もまた科学であるべきだ、ということです。
呼吸は、単なるリラクゼーションではありません。
自律神経、脳の働き、感情調整、睡眠、集中力に深く関わる、人間の根本的な生理機能です。
だからこそ私は、呼吸を曖昧な感覚論やスピリチュアルとしてではなく、呼吸を曖昧な感覚論としてではなく、脳科学・生理学・臨床経験に基づく再現性のある技術として伝えています。
必要としている方に、確かな方法として届けたい
走り続けてきた人ほど、自分の不調を後回しにしがちです。
成果を出すことを優先し、自分の状態を整えることを最後に回してしまう。
でも、本当に必要なのは、さらに頑張ることではなく、脳と体を正しく整える技術を持つことかもしれません。
呼吸を変えることは、人生を変えることです。
それは大げさな比喩ではなく、自分の状態を自分で整え、自分の人生の舵を取り戻すという意味です。
私は、自分自身の経験と研究の両方を通して、その力を知りました。
だからこそ今、必要としている方に、確かな方法として呼吸科学を届けていきたいと考えています。
会社概要
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